自愛を手に入れることは、自分自身を本当に大切にすることです。
私たちは潜在意識の力を活用することで、自分を愛し、自信を持つことができます。
本日は、潜在意識を活かし、自分自身を愛する方法についてお話しします。
自分を愛することができない人の特徴
自愛ができない人にはいくつか共通する特徴があります。
まずはその特徴について、以下に詳しく解説しますね。
完璧主義の傾向がある
自分を愛せない人は、完璧主義の傾向があります。
完璧主義の方は、ストイックで他人だけでなく自分にも厳しい性格ですから、その厳しさから愛することよりも自分自身を律するためにムチを打つ傾向があります。
そのため、失敗に目が向いてしまって自分を追い込んでしまうため、自分自身を愛することが難しくなってしまうのです。
親との関係も影響する
親からの愛情や承認が不足していたり、問題のある関係を築いていた場合、自分を愛せなくなることがあります。
例えば、親からの無条件の愛情を受けることができなかった子どもは、自己肯定感が育まれず、自己嫌悪を抱えて成長することがあります。
これが学校や友達との関係で解消されればよいのですが、大人になっても続くことがあるのです。
また、親の厳しいしつけや理想によって苦しむこともあります。
親の厳しさや理想を押し付けられることで、子供は「自分を肯定してくれていない」と感じてしまうからです。
このように自己を否定されてしまうと、うまく自分自身を愛することが難しくなってしまうのです。
自信が無い
自信がないことは、自愛できない根本原因です。
自信を持つということは、先ほどお伝えした完璧主義の方ほど難しくなります。
なぜなら、通常であれば「成功体験」として処理しているものも、納得できる水準に満たないために「普通」の評価に下がってしまいます。
また、まずまずの成果が上がっていたとしても、それを「失敗」と捉えてしまうことも。
そうなると普通の人よりも失敗した回数が多くなってしまうた「何をやってもうまくいかない」と思いこんでしまって、自身を卑下することに繋がります。
また、自分の行動や仕事ぶりを振り返って反省することは成長につながりますが、細かいミスを引きずって自分を責めてしまうことで、自信をなくすことがあります。
その結果、自信がない状態になり、自分自身を愛することが難しくなってしまうのです。
ネガティブな言葉遣いが多い
自分を愛することができない人は、自分に対する自己評価が低いため、否定的な言葉を使いがちです。
とくにネガティブな言葉が多い方は、他人からの好意を素直に受け取れず「なにか裏があるのでは?」と思ってしまいがちです。
例えば、他人から褒められた際に「いえいえ、私なんて」「全然すごくありません」と過剰に謙遜することが多いです。
これは、自分に対して厳しい評価をするため、褒められても素直に受け入れられないからです。
自分を愛する方法がもたらすメリット
自分を愛することが出来るようになると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
潜在意識から自分を愛することで受けられるメリットについて、紹介します。
自己受容が進む
潜在意識から自分を愛する方法は、深い自己受容を促進します。
自分を愛し、自分自身を受け入れることで、自己肯定感が高まり、自信を持って自分を表現できるようになります。
他人の評価に左右されず、自分の価値を認めることができるようになります。
ポジティブな思考が身につく
潜在意識を使った自愛の方法は、マイナス思考からプラス思考にシフトする手助けをします。
潜在意識は、自己イメージや信念を作り上げる力があります。
潜在意識から自分を愛せるようになると、ポジティブな思考や感情が自然と湧き上がります。
不測の事態が起きたときでも、ネガティブな感情に振り回されることなく、常に前向きな気持ちで自分や他者と関わることができます。
その結果、より良い状態や関係を引き寄せることができるのです。
充実感を味わえる
自分を愛する方法を実践することで、自分自身との関係が深まり、充実感を味わうことができます。
自己受容やポジティブ思考の積み重ねにより、自分の内面に喜びや満足感を見つけることができます。
自分自身とのつながりを深めることで、より豊かな人生を送ることができるでしょう。
自己成長が促進される
潜在意識を使った自愛の方法は、自己成長を促進します。
自分を愛し、自己受容することで、過去のトラウマや制限を解放し、自己啓発や成長に向けて前進することができます。
自己成長は、自分の可能性を広げ、より良い未来を築くための重要なステップです。
潜在意識から自分を愛する方法を実践する前の事前準備
単に自分を愛する方法を行うとしても、表面的な手段に頼ってしまうと、もとに戻ってしまうことも。
そのため、自分をうまく愛せなかった方にとっては、事前準備が大切になります。
ここでは潜在意識から心の底から自分を愛する方法のための事前準備について、解説します。
まずは自分を知ることが大切
自愛を始めるには、自分自身を理解することが大切です。
自分の欲求や価値観、過去の経験などを深く探求しましょう。
自分自身を正確に理解することで、自分を愛するための方向性が見えてきます。
過去のトラウマを癒す
過去のトラウマやネガティブな経験は、潜在意識に深く影響を与えているものです。
とはいえ、過去の経験からくるネガティブな感情は、あなた自身が発している自己愛とも捉えることができます。
なぜなら、悩みがあるからこそ、同じ失敗を繰り返したくないと考えます。
失敗を繰り返したくないから、同じ方向にいかないように、ネガティブな感情を出し続けて警告しているのです。
しかし、過去の苦い経験から必要だったものでも、いまは過剰防衛になっていることもあります。
過剰に防衛本能が働いた結果、現在のあなた自身を苦しめているのであれば、それを癒やしていく段階に来ているということです。
自分を愛するためには、過去の傷を癒してから、新たな意識を入れていく必要があります。
過去の傷を癒やすためには、まずは前向きな落ち着いた気持ちになることが大切です。
感情を書き出していくワークや瞑想、森林浴などのネガティブな感情を鎮めることから始めてみましょう。
ポジティブな自己イメージを持つ
潜在意識は、自己イメージに強く影響を受けます。
自分を愛するためには、ポジティブな自己イメージを持つことが重要です。
自分の良い部分や得意なことを見つけ、それにフォーカスして自己肯定感を高めましょう。
自己愛に悩んでいる方は、ダメなところに目が行きがちですから、意外と自分の良いところを探すのは大変だったりします。
ですので、嫌な部分を書き出してみて、その言葉を裏返してみましょう。
- ストレスに弱い→ストレスのおかげで大事になる前に未然に回避ができる
- 危機管理の意識が低い→誰もが恐れるところを開拓する勇気がある
- 無口である→口が堅い
- おしゃべりである→だれとでも話が出来る
あなたの友達が同じような特徴を持っていたときに、あなた自身はどのように声をかけますか?
自己承認をする
自己承認は、自分を愛するための基本的なステップです。
自分自身を受け入れ、自分の感情や思考に対して優しく接することが大切です。
誰かの承認を待つのではなく、自分自身に対して積極的な評価を行いましょう。
また、できないことではなく、できることに目を向けることで自己評価を改善できます。
小さな成功体験を積み上げて自信をつけましょう。
ネガティブな自己評価を避ける
自己評価は、潜在意識に強く影響を与えます。
ネガティブな自己評価や自虐的な思考を持つことは、自分を愛することを妨げる行為です。
ネガティブな言葉や自己評価が出てきてしまう人は、それが癖になっていることが多いです。
そんなときは、出てきてしまったものはしょうがないとして、逐一訂正するようにしましょう。
また、ミスや失敗を否定的に捉えるのではなく、成長の機会と捉えることが大切です。
小さなミスであれば、早い段階で気づけてよかったということもありますし、確認作業が必要なことが分かったとも言えます。
潜在意識を変えることで自分を愛する方法
潜在意識には、自分に否定的な思考や感情が根付いてしまっていることがあります。
この状態で表面的に自分を愛するように行っても、中々うまくいかないものです。
ですので、潜在意識から変えていき、自分を愛するようにしていくことが大切です。
具体的には、以下の方法が効果的です。
自分をよく知る
自愛を始めるには、自分自身を理解することが大切です。
自分の感情、価値観、過去の経験を深堀りし、自分を深く知ることで自己受容が進みます。
ありのままの自分を愛する
自分を愛することに苦労している方は「自分自身を愛するためには、自分自身を良くした結果愛せるようになるもの」と思いがちです。
もちろん自己が成長することで更に愛せることはとても良いことなのですが、自愛が難しいと感じている方の場合は、いくら成長しても、愛情に対する渇望感が残ってしまいます。
そんなときは、いまの自分自身を受け入れ、完璧でない自分を愛することが重要です。
赤ちゃんを想像してみてください。
赤ちゃんは、頑張って成長した結果、愛されているわけではありませんよね?
ただあること、存在が愛おしいからこそ、赤ちゃんは愛されているのです。
それは大人であるあなた自身に対して、適用してみてください。
大切な赤ちゃんに対してどのように思うのか?大切な親友と呼べる人に対して、どのように声をかけるのか?
その時感じたこと、思ったことを書き出してみましょう。
他人と自分を比べるのをやめる
自愛を妨げる一因は他人との比較です。
他人と自分を比較すると、過度に競争心を燃やす結果となり、自己肯定感を揺るがすキッカケにもなります。
他人との比較によって、自分自身が不十分だと感じたり、劣等感を抱くことになります。
また、比較グセに陥ると、自分自身の内面や価値を客観的に見極めることが難しくなります。
特に「自己を肯定するもの」が、外部にあるという考え方が強まります。
他人の評価や成功によってのみ自己の評価を決定するようになるため、自分を愛することよりも「愛されること」で愛を感じる状態になってしまいます。
これでは自分を愛することから真逆にいる状態になってしまいます。
自分の幸福は、自分の中に存在します。
他人とは異なる道を歩むことを受け入れ、自分自身を評価しましょう。
「どうしたいのか?」と問いかける
自分を主語にして「どうしたいのか?」と問いかけることが大切です。
特に自分を愛することに悩んでいる期間が長かった人ほど、自分が本当は何がしたいのか?分からなくなっていることがほとんどです。
まずは自分の気持ちに素直になることが、潜在意識につながる方法です。
アファーメーションを使う
アファーメーションとは、自己肯定的なメッセージを繰り返し唱えることです。
例えば、
- 「私は愛される価値がある」
- 「私は私を大切にする」
- 「私はとても愛されている」
といった言葉を毎日繰り返し口にすることで、潜在意識に肯定的な信念を浸透させることができます。
これは表面的な手法に聞こえるかもしれませんが、意外と効果的な方法になります。
特に自分を愛することが難しい人ほど、日頃から自分自身を痛めつけている言動の方が多くなります。
それを反対に、自分自身を愛する言葉に置き換えてみましょう。
まずはざっくりとしたアファメーションのメッセージで良いので、続けてみます。
潜在意識から少しずつ自己愛が出来るようになると、肯定的なメッセージが自然と出るようになっていきます。
思いつかない方に、具体的なアファーメーションの例文を用意しました。
- 「私は、本来の自分を受け入れ、自分を心から愛します。」
- 「私は、自分自身を愛し、自分に感謝し、自分を大切にしています。」
- 「私は、自分の意見や感情を尊重しています。」
- 「私は、自分を信じる力を持っています。」
- 「私は、自分の経験に感謝し、大切にしています。」
すべて読んでも構いませんし、この中からピンとくるものだけを覚えてしまい、読み込む方法でもOKです。
ぜひ、このアファメーションをご活用ください。
まとめ
自愛を手に入れるためには、潜在意識を活用する方法が効果的です。
日々の積み重ねが大切ですが、自分自身を大切にする意識を持つことが最も重要です。
自愛を実践することで、自己肯定感が高まり、幸福度が向上します。
自分を大切にし、自分自身を愛することを心から願っています。
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